西宮市「障害者就労施設の工賃向上に資する生産設備の導入モデル事業」

導入の背景と目的

障がいのある方の就労機会の拡大と工賃向上を目指し、アイクロッソ西宮のコーヒーブランド「crossment coffee」として自家焙煎コーヒーの製造・販売に取り組んでいます。このたび、西宮市の「障害者就労施設の工賃向上に資する生産設備の導入モデル事業」により、業務用の珈琲焙煎機「NOVO MARK Ⅱ」を導入することができました。

導入にあたっては、下記の効果を見込んでおりました。

  • 焙煎工程の自動化と安定品質の実現
  • 生産量の飛躍的向上と納期対応力の強化
  • ご利用者のスキル向上と就労意欲の促進

導入による定量的な効果

項目導入前導入後効果
月間焙煎量約20kg約80kg約4倍に増加
生産体制家庭用焙煎機での小ロットのみ内製化(業務用機器)納期安定・品質向上

※ 既存取引先からも「安定供給してもらえるようになって助かる」との声をいただいています。

ご利用者の声

以前の家庭用焙煎機では、火加減や豆の状態の把握にコツが必要でつきっきりで焙煎する必要がありました。そのため、かなりの集中力が必要でしたが、今ではプログラミングで焙煎ができるので疲れもかなり軽減され、自信を持って焙煎できるようになりました。嬉しいです!

焙煎担当 Aさん(20代)

この取り組みを通じて

今回の焙煎機導入により、支援を受けながらも自立に向けた価値ある生産活動がより安定して実現できるようになりました。福祉と経済活動の両立を目指し、地域に根差したコーヒーづくりを今後も続けてまいります。
ご支援くださった皆様に心より感謝申し上げます。

crossment coffeeとは?

障がいのある方と一緒に「本当においしいコーヒーを届ける」ことを目指した就労支援プロジェクトです。焙煎・袋詰め・納品までを利用者とともに行い、地域のイベントやカフェなどでも販売を行っています。ページ下部にオンラインショップへアクセスできるボタンがありますので、ぜひお立ち寄りください!